第60 回例会 2020/9/17「卓話例会~米山奨学会」

担当:星野卓司「ロータリー財団・米山記念奨学金委員会」理事

本日の例会は、第2780 地区から米山奨学・米山学友委員会・倉知克則副委員長をお招きし、米山記念奨学金制度の歴史と現状、そしてその重要性について卓話していただきます。10 月は「米山月間」です。ひとり¥20,000 の寄付を目標としています。ご協力よろしくお願いいたします。

第2780 地区米山奨学・米山学友委員会 倉知克則副委員長

 ロータリー米山記念奨学会は、勉学、研究を志して日本に在留している外国人留学生に対し、日本全国のロータリアン(ロータリークラブ会員)の寄付金を財源として、奨学金を支給し支援する民間の奨学団体です。
 ロータリー米山記念奨学会は、将来母国と日本との懸け橋となって国際社会で活躍する優秀な留学生を奨学することを目的としています。優秀とは「(1)学業」に対する熱意や優秀性はもちろんのこと、「(2)異文化理解(3)コミュニケーション能力」への意欲や能力に優れている点が含まれます。
 ロータリー米山奨学生は、ロータリークラブを通して日本の文化、習慣などに触れ、社会参加と社会貢献の意識を育て、将来ロータリーの理想とする国際平和の創造と維持に貢献する人となることが期待されます。
 年間の奨学生採用数は860 人(枠)、事業費は14 億4 千万円(2018-19 年度決算)と、国内では民間最大の国際奨学事業となっています。これまでに支援してきた奨学生数は、累計で21,023 人(2019 年7 月現在)。その出身国は、世界129 の国と地域に及びます。
 米山奨学金には、奨学金による経済的な支援だけでなく、ロータリークラブ独自の世話クラブとカウンセラー制度による心の通った支援があります。奨学生1 人に対し、世話クラブのロータリアンの中から1 人がカウンセラーとなります。
カウンセラーは、奨学生の個人的ケアにあたるアドバイザーです。様々な職業、世代で構成されるロータリークラブでの交流は、奨学生が日本文化に接し、将来や奉仕について考える機会となります。米山奨学生とロータリアンの交流は、相互理解のみならず、双方にとって財産となるものです。
 2020 年は、新型コロナウィルス感染症の影響で、多くの奨学生が日本に再入国できない状況に立たされています。こうした奨学生はメールやSNS を用い、世話クラブと連絡をとりながら、オンラインで例会に参加するなど工夫をしています。

ハイライトよねやまVol.246 によると、8 月までの寄付金は前年同期と比べ3.7%減、約1,200 万円の減少となりました。これは全国会員数の約2,200 人の減少が大きく影響しています。また、コロナ禍による困難な経済状況にもかかわらず、大きなご支援をいただきていることに深く感謝申し上げます。
 10 月はいよいよ米山月間です。今年度も是非、ご協力を賜りますようお願いいたします。(ハイライトよねやまVol.246 より抜粋部分あり。)

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